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マイストーリー後編

目次

自分自身ができることは何?

マイストーリー前編の後半にお話したように、全てが上手くまわり出してこれでやっと順風満帆な生活を送るはずでしたが、そうはいきませんでした。

2008年頃からは徐々に、小規模企業社長を対象にしたカウンセリングやコンサルティングの依頼が増えてきました。ここで新たな課題が表面化してきて、独立起業当初とは違った悩みが増えてきました。

その悩みや課題とは、私自身もそうですが企業経営者や個人事業主は、悩みが多岐にわたるし、問題や課題が尽きることはありません。売上利益の問題、資金繰り、人やマネジメントの問題、事業継承、新規事業、他にもプライベートな問題を抱えている人も多いです。そのような問題に対して、私がどのように応えればいいのか?これが当時の私の悩みであり課題でした。

そのような多岐にわたる問題や悩みに対して、それはあなた自身が解決してください!と言えば済むことかもしれませんが、私がそうであったように目の前で悩み苦しむ起業家を見ていて、自分自身ができることは何だろう?たくさんの悩みや問題を抱えている人をサポートする上で、ボーリングのセンターピンを倒せば一気に他のピンも倒れるようなサポートができないだろうか?と、考える日が続きました。



私の記憶が正しければ2年から3年、自問自答する日が続きました。

無理をしないで自分棚卸しをしよう

ある時から悩むことに疲れた……。もう無理をするのは辞めよう……。半ば開き直った私は、自分を見つめる時間をつくるようにしました。

それまでは考える時間は定期的につくってはいたものの、常に何かを学び、仕事の手を止めるのが怖くて無理をしていたことに気がついたのです。

ある一定期間仕事の量を減らし、定期的に部屋にこもったり、プチ旅行を兼ねて温泉地やリゾート地にいく時間をつくり、マインドマップというノート術を使って、紙にどんどん想いやアイディアやこれまで経験してきたことを書き出してみたのです。



このような時間をつくり自分がやってきたことを棚卸ししてみるとあるキーワードが浮かんできました。いろいろ浮かんできたのですが、圧倒的に多く出てきたキーワード。それが「らしさ」だったのです。

母の死がきっかけとなる

2017年10月2日。何歳になっても私を心配し、顔を合わせるたびに説教をし、中学校3年生の受験前に少しだけ成績が上がったときだけしか私をほめなかった(他には思い出せない)母が亡くなりました。

人生ではじめて身近な存在、いて当たり前の人がいなくなり、悲しいと同時に、結局最後の最後まで心配をかけ続けてしまった後悔の気持ちが残りました。

この「母の死」と前述した「らしさ」というキーワード。今でも上手く表現できないのですが、この二つが重なり私ができること、目指す方向性が定まったのです。

らしさ支援協会を立ち上げる

これまで私がやってきたこと。成果がでたこと。経営が変わったこと。これらを振り返ると、溝口先生との出会いがきっかけとなり15年以上活用してきたプロファイリング分析。これまで1万件以上のカウンセリングを行いサポートしてきたこと。ラジオパーソナリティがきっかけになり出版をしたこと。出版や著作物制作支援やプロデュースをしてきたこと。年間300件以上の取材インタビューを3年間続けてきたこと。傾聴・質問・伝達・ラポール形成などのコミュニケーション講座や講演を10年以上行ってきたこと。

これら経験を活かし、統合する形で「会社らしさ」「社長らしさ」「個人らしさ」を引き出し、発見するお手伝いをしよう!このように私の想いや方向性が定まり、らしさ支援協会を立ち上げました。

現在、大きく分けて3つの事業を展開しています。「カウンセリング事業部」「プロデュース事業部」「出版事業部」の3つの事業を通して、小規模企業社長や個人事業主の皆さんの「らしさ」を引き出し、ビジネスに活かしていただく支援を行っています。(更に詳しくはサービス内容ページでご紹介しています)

他にもたくさんの出来事があり、たくさんの失敗を重ね、人との出会いやご指導やアドバイスをいただきここまできました。本来であればもっと書くことはあるのですが、それらはまたの機会に譲りたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


らしさ支援協会株式会社
代表取締役 平間正彦

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