らしさ実践会「シリーズ専門家から学ぼう!」活動報告
- テーマ:~白やぎ在宅クリニック院長から学ぶ~
「死(看取り)を通して生き方を学ぶ」セミナー - 日時:2021年3月31日(木)20時30分~22時30分
- 開催場所:オンライン(ZOOM)
- 講師:八木清貴先生
- MC:桜井鮎美
これまで「らしさ実践会」では、未来に向かって今何をするか?自分らしくどう生きるか?など、このようなテーマのオンラインセミナーを開催してきました。今回はいつもと違う角度、視点から、人が必ず迎える「死」について、白やぎ在宅クリニック八木清貴先生にお話しいただきました。
人の生き方はそれぞれ違います。しかし、どんな人にも共通するのは必ず「死」を迎えるということ。現在、高齢化が進む日本人の多くは病院で最期を迎えます。それが当たり前のように私たちは受け止めています。しかし、自分が最期を迎える時、「どのように死を迎えたいのか」考えたことはあるでしょうか。
八木先生は、人の死を宇宙や自然界と絡めながら、科学的に分かりやすく説明してくださいました。更に、私たちが死を迎えるメカニズムを細胞レベルでも説明してくれるなど、興味深い内容でした。
生と死は表裏一体で、親は死を迎えるにあたって子どもに最後の「躾」をしてくれます。受講生は「死」を否定的に捉えるのではなく、肯定的に考えるいい機会になりました。
八木清貴先生から学んだこと
・世の中が変わっても人は100%「死」を迎える
・人の身体に「死」はプログラミングされている
・これからは病院以外で最期を迎える人が増えてくる
・老人の知恵は「世の宝」である
・老人は居てくれるだけで多くの人に良い影響を与えてくれる
・親は死をもって子に最期の躾をする
・最期を迎える時、慌てないように普段から家族で話し合っておく
・命(魂)の重さは21グラムだった!!
・畳は添い寝が出来るので家族と最期を迎えやすい
以上、2021年3月31日【らしさ実践会「シリーズ専門家から学ぼう!」活動報告】でした。
八木清貴先生プロフィール
白やぎクリニック 医師
大阪府大阪市出身。小学校4年生の時に父が突然亡くなったことと、自分自身がアトピー性皮膚炎で苦しい青春時代を過ごした経験もあり、人の命を守りたいという思いが芽生える。関西医科大学を卒業後、医師免許を取得。外科医として働き始める。その後、母の死がきっかけとなり、東洋医学を学ぶために富山県に移住。病院や在宅医療現場で経験を積み、2015年白やぎ在宅クリニックを設立。現在は「患者様の意向を尊重した終末期医療」を行い、在宅医療を専門に行っている